この泥団子・・・。
砂場で作ったのではありません。
幼稚園の花壇の中に、砂と土が混在してある場所があります。
作った子に話を聞いてみると、「ここで作ったほうが固まるんだよ。」との事でした。
泥団子を作るには、砂だけでも土だけでも壊れやすかったり、固まりにくかったりします。
子ども達はそれに気づいているわけではなさそうでしたが、自分たちで泥団子づくりに適した場所を見つけたようです。
これを保育者が、大人が教えてしまっては意味がないんです。
保育者が言うのは簡単ですが、これは子どもの育ちを奪います。
高校生が試験を解こうとしている所に、答えを渡してしまうのと一緒です。何か育ちますか?
遊びの中で、「どうして?」「なんで?」って思いながら、「あ!そうだ。」「そうかもしれない!」って思える体験をして、試行錯誤を繰り返していく事が子どもにとっての学びです。
でも、ただ黙って見守っているだけでは遊びは停滞します。
どのタイミングで、どういった声をかけてあげるのが子ども達の遊びが広がるのか?またその広がった中で学びがあるのか?だと思います。
難しいですが、大人も子どもも試行錯誤を楽しみましょう☆